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補助金とは

お役立ちコラム

1.補助金とは

補助金とは、国や地方自治体の政策目標を達成するため、その目的にあった事業を行う事業者をサポートするために交付されるお金です。返済義務はありませんが、審査があるため申請しても交付されないことがあります。事業計画を作成し、審査機関の承認を得て、計画を実行した後に交付されます。後払いです。その過程で、複数の手続や書類の作成を求められます。また会計上は雑収入として営業外収益に計上され、補助金が交付されると経常利益が増加します。

2.助成金との違い

補助金とともによく知られる施策として、助成金があります。補助金は経済産業省が所管するものが多いですが、助成金の所管は厚生労働省が多いです。補助金の財源は税金、助成金の財源は雇用保険料です。補助金の目的は、産業振興や経済発展、省エネルギー化などの公益目的を達成するのに必要な事業を支援することです。一方、助成金は人を雇う、人を育てる、労働環境を改善する、処遇を改善する、人を定着させるなど雇用環境の改善を主な目的としています。

補助金と助成金の違い

 ※東京都は、すべての施策で助成金という名称を使用しています。

3.主な補助金

経済産業省所管の中小企業基盤整備機構が実施する、中小企業生産性革命推進事業という事業があります。その中に生産性向上や制度変更へ対応する事業者が利用できる、3つの補助金があります。

  1. ものづくり補助金
    革新的なサービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善に必要な設備投資を支援
  2. 持続化補助金
    経営計画を作成して取り組む販路開拓等の取組を支援
  3. IT導入補助金
    バックオフィス業務の効率化や新たな顧客獲得等の付加価値向上に資するITツールの導入を支援
主な補助金

補助率とは、かかった費用に対する補助金の割合です。例えば、1500万円の設備投資を行い、補助率2/3のものづくり補助金の交付を受けた場合、1000万円の補助金が支給されます。

4.補助金のメリット

補助金の交付を受けることで、次のメリットがあります。まず、自己資本が増えて財務状態が良好になります。申請時に作成した事業計画に対して、国や自治体のお墨付きももらえたことになります。そして、費用負担が軽減され経営力が向上し、事業推進の大きな手助けになります。また補助金は後払いのため、交付されるまでの資金を借入により調達した場合、金融機関との良好な関係づくりにも役立ちます。

2020年6月12日、新型コロナウイルス流行による社会・経済への影響を緩和するため、2020年度第2次補正予算案が成立しました。新型コロナウイルスの影響により売上が減少した事業者へ、さまざまな支援が計画されています。今回ご紹介した3つの補助金の他にも、多くの補助金があります。これらの施策をぜひ有効に活用して、業績の回復と事業の成長に取り組んでいただきたいと思います。

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